1. Whoosh に乗車


 Whoosh (ウッス)(ジャカルタ・バンドン高速鉄道)には、

の4駅があります。

 ジャカルタ側の駅はハリムですが、ジャカルタ市内で鉄道路線の集まっているドゥクアタス(Dukuh Atas)駅からハリム駅までは、ライトレールで27分かかります。
 反対のバンドン側は、パダララン駅から在来線のフィーダー列車(KA Feeder Kereta Cepat) に乗りかえて、18分でバンドン駅に行くようになっています。
 どちらも、市街地から高速鉄道駅までは離れています。

 終点のテガルアール駅は街外れで、駅からの交通機関があるかどうかも分かりません。このため、今回はパダララン〜テガルアール間には乗りませんでした。


 2025年4月29日7:00過ぎ、僕はドゥクアタス駅からライトレールの「LRT ブカシライン」(Bekasi Line)に乗りました。ライトレールは、一般の鉄道より少し小型の、新しい高架鉄道です。高架は幹線道路沿いに建っているので、車窓からは渋滞の様子がよく見えます。大阪モノレールのような感じでした。


 ハリム駅には 7:35 に到着しました。
 乗り換え客は少ないです。ハリム駅では、ライトレールの駅とWhooshの駅は高架歩道でつながっています。この高架歩道には、乗り換え客を当て込んだお店の跡が連なっています。乗り換え客が少なくて、みんな撤退したようです。
 しかし、Whooshの駅はというと、結構にぎわっています。この人達は、どうやって駅にきているのでしょうか?

   
 ライトレールの駅とWhooshの駅の間の高架歩道  Whoosh駅舎



 駅についてすぐ、タッチパネル式の券売機で切符を買おうとしました。しかし、どうもこの券売機は、インドネシア内のQRコード決済でしか支払いができない、のかな?列車を指定したあと、「Payment」 の画面でQRコードが表示されて、そこで詰んでしまいました。
 このため、発券窓口に移動して切符を買いました。発券窓口では、15分以内に発車する列車の切符は購入できないようでした。結局、僕の乗った列車は8時25分発。ジャカルタのドゥクアタス駅を出たのが 7:00 だったので、ジャカルタ市街からのアクセスにはとても時間がかかることが分かりました。


 Whooshの車内はエコノミー席が新幹線と同様の3-2列のリクライニングシート。とてもきれいに使われています。乗ってしまえば快適です。乗車率は50%ほどでした。

 車内のLED表示器では、常時、現在の速度を表示しています。速度は 324km/h ほどに達しましたが、340km/h を超えることはありませんでした。実は、Whoosh には昨日の夜に、カラワン通過の列車に乗っており、この時は 347km/h を見ることが出来ました。スピードを体験するなら、カラワン通過列車がお勧めです。



 パダラランまでの乗車時間の 37分 はあっけない感じでした。パダラランで乗り換えたバンドン行きフィーダー列車は、乗車券は不要です。ただし、Whooshから降車した人以外は乗車できないようになっていました。

 「乗るまでが面倒、乗ればあっという間」という感じの Whoosh でした。 

 
 バンドン駅

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