◎シティトレイン http://www.citytrain.com.au/
シティトレインは、ブリスベンメイン駅を中心として、南北4・5方向に運行されています(路線図)。
各路線の電車はブリスベンの都市内である Bowen Hills〜Roma Streeti間を走り抜けて、南郊外から北の郊外に直通運転しています。このため、同区間は複々線で、かなりの運転本数の電車が走り抜けます。
ただし、運転系統は割と単純で分かりやすく、電車の前後部には行先も表示されているので、迷うことはないと思います。また、ブリスベン中心部の駅では、テレビモニタを使った行先表示がホームやコンコースに設置されています。
シティトレインの時刻表は、メイン駅・ローマストリート駅で頒布しています。ローマストリート駅では、改札口の脇に積み上げられています。また、上記WEBサイトでも時刻を調べることができます。
中規模以上の駅では、切符売場や券売機がありますが、券売機はあまり台数がなく、窓口による手売りが主体です。券売機は、切符の種類と駅名を先に押してから、表示された金額を投入する方式ですが、駅名は日本の運賃表のような路線図形式ではなく、ABC順なので、なれないと目的地のボタンを探すのに手間取ります。郊外の無人駅の場合は、券売機が1台あるだけです。
ブリスベンのシティトレインでは、往復乗車券(Return Ticket)の割引率がかなり高くなっています。平日の朝9時以降は『OFF-PEAK RETURN FARES』が適用されて、往復運賃は30%引き、土曜・日曜・祝日は『WEEKEND FAREBUSTER RETURN FARES』が適用されて、何と片道運賃と同額(帰りはタダ)になります。極力往復乗車券を買うことをお勧めします。
車両は2扉で、2−2列の固定クロスシートが集団離反式に配置されています。窓が大きいので車内は明るく、開放的な雰囲気がします。扉は半自動式で、スイッチを乗客が操作するとドアが開くようになっています。電車は3両を単位としており、多客時には2本をつないだ6両編成になります。
シティトレインは近距離客が多いため、車内には荷物棚がありません。荷物棚があるのは、比較的旅行者の多いエアポート〜ゴールドコースト線の車両だけです。
このエアポート〜ゴールドコースト線は、データイムの運転本数は30分毎と少ないですが、ブリスベン以南では急行運転を行っています。
ただし、電車はゴールドコーストに乗り入れているわけではありません。線名にもなっているゴールドコースト(サーファーパラダイス)へは、終点のRobinaの1つ手前のNerang駅からバス連絡となっています。