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シドニーには、１路線だけですが、ライトレールが誕生しました。
ライトレールは、日本で言うところの路面電車です。ただし、車道を走る区間はほとんどなく、大部分は専用軌道・残りは歩行者道上に軌道が敷設されたトランジットモールのようなところを走ります。
ライトレールは、シドニーセントラル駅を起点としています。終点は何の変哲もない住宅地ですが、途中にはチャイナタウンやスターシティ（カジノ）を経由するため、この区間では観光客にも利用価値があります。
電車は頻繁運転で、時刻表なしでも利用できます。
車両は、ノンステップの５車体連節車です。これと同じタイプの電車は、日本の広島電鉄でも見ることができます。
電車にはドアがたくさんありますが、入口・出口は決まっておらず、どのドアからでも乗り降りできます。
運賃収受方式は、乗車後に車内の車掌から切符を購入するというものです。切符を購入するときは、行先と片道／往復の区別を車掌に告げる必要があります。往復運賃には割引がありますので、なるべく往復を買うのが得です。運賃は距離によって２段階あり、短距離が
2.6AU$ ・長距離が 3.9AU$ です。
日本の路面電車とは異なり、降車ボタンはありません。降りる電停が近づいたら、出口のそばに行って、停まるのを待ちましょう。それが、次で降りるという意思表示になります。ドアは、ボタンを押すと開きます。
シドニーセントラル駅では、昼間は電停の切符売場でも切符を購入することができます。また、ライトレール一日乗車券もあります。値段は 8AU$ です。