2.3.12. 多数の列車の駅時刻を変更(『駅時刻変更』機能)


 たくさんの列車を入力した後で、ある駅の時刻をまとめて修正したくなる場合があります。
 たとえば、「すでに入力した複数の列車について、A駅の発時刻を、今より2分繰下げたい」という場合が、これに該当します。

 これを、『駅時刻のプロパティ』で一つ一つ変更するのは大変です。
 ここで説明する『駅時刻変更』機能は、こんなときのために用意したものです。

(例では、複数の列車の亀岡の発時刻を、2分繰下げます。)

1. フォーカスセルを、変更したい列車の1本目の、変更したい駅時刻に移動してください。

2. メニューコマンド [駅時刻]→[駅時刻変更...] を選択してください。


(亀岡 6:04 発の列車にフォーカスを設定して、[駅時刻]→[駅時刻変更]を選択しています。)

・・・[駅時刻変更]ダイアログが開きます。

3. [駅時刻変更] ダイアログに、変更内容を入力してください。


(例では、「2分繰下げ」を指定しています。)

 このダイアログの各項目には、以下のような意味があります。

◎ [駅扱][変更する]

 駅扱を変更する場合は、チェックをONにしてください。
  チェックを ON にした場合は、駅扱をどのように変更するかを、[運行なし]・[停車]・[通過]・[経由なし] から選択してください。

◎[駅時刻]

 フォーカスセルの駅時刻の変更内容を、選択してください。

[変更しない]・・・駅時刻は変更しません。
[繰下げ/繰上げ]・・・フォーカスセルのある駅時刻を、現在の設定値のn分後にします(繰上げ・繰下げ)。繰下げの場合は正の数・繰上げの場合は負の数を指定してください。
[他駅からのコピー]・・・フォーカスセルのある駅時刻を、指定の駅時刻のn分後にします。n分前にする場合は、負の数を指定してください。
 この機能で駅時刻を変更した場合、後の駅への繰上げ・繰下げは行われません。
[設定なしにする]・・・フォーカスセルのある駅時刻を、[設定なし]にします。

参照: 駅時刻変更

4. [OK] を押してください。

・・・ [駅時刻変更] ダイアログで指定した内容が、時刻表ビューに反映されます。

5. フォーカスセルを、変更したい列車の2本目の、変更したい駅に移動して、メニューコマンド [駅時刻]→[駅時刻変更の再実行]を選択してください。

快速 メニューを選択する代わりに、 [ . ] (ピリオド)キーを押しても、同じ効果があります。


・・・ さきほどの [駅時刻変更] ダイアログで指定した変更内容(例では、「発時刻を、現在の発時刻の[2]分後にする」指定)が、フォーカスセルの位置に適用されます。


6. これ以後、メニューコマンド [駅時刻]→[駅時刻変更の再実行]を連続して実行することにより、多数の列車の時刻を連続して変更することができます。

快速 このとき、『フォーカス移動モード』として『フォーカス右移動モード』を選択すると、さらに効率的です。 Ctrl キーを押し下げた状態で [ . ](ピリオド) キーと [→] キーを連続して押すことにより、多数の列車の時刻を迅速に修正することができます。

参照:列車の駅時刻の繰上げ・繰下げ

参照:駅時刻変更 ダイアログボックス


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