2.3.14. 駅間最小所要時間・駅間最小所要時間列車


 OuDia のダイヤグラムビューは、隣り合う2つの駅の間の(上下の)幅を、各駅停車の最速所要時間をもとに決定します。この所要時間を、その駅間の『駅間最小所要秒数』と呼びます。また、駅間を『駅間最小所要秒数』で走る列車を『駅間最小所要秒数列車』と呼称します。

 時刻表データを入力してダイヤグラムを表示してみると、「ある駅間の高さが不自然に短い」と感じる場合があります。これは、入力ミスなどの理由で、その駅間に所要時分の不自然に短い列車が混じっていて『駅間最小所要秒数』が短く算定されているためです。

 また、「ダイヤグラムを表示してみたところ、ある駅間においての列車線(スジ)が垂線になってしまっている」ということがあります。これは、その駅間の『駅間最小所要秒数』が0秒に算定されているためです。当駅の時刻よりも次駅の時刻のほうが早い列車がある場合、その駅間の『駅間最小所要秒数』は0秒に算定されます。

 このような場合は、時刻表ビューでフォーカスをその駅に合わせてから、メニューコマンド [時刻表]−[最小所要秒数列車に移動] を選択してみてください。OuDia は、フォーカスのある駅と次の駅の間の『駅間最小所要秒数』に対応する列車(フォーカスのある駅と次の駅の間を最も短い時間で走る列車)に、フォーカスを移動させます。入力ミスが原因で『駅間最小所要秒数』が不自然に短くなっている場合は、この機能を使うことにより、入力ミスを発見することができます。

 なお、駅時刻の修正により駅間最小所要秒数が変化しても、その結果は、すでに開いているダイヤグラムビューには反映されません。
 このような場合は、ダイヤグラムビューを選択してから、メニューコマンド[表示]-[更新]を選択してください。これにより、駅間最小所要秒数がダイヤグラムに反映されます。

参照:列車の入力についての補足
参照:
[時刻表]の[最小所要時間列車に移動]
参照:[ダイヤグラム]の[更新]


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