7. ルレオ→ハパランダ→ケミ

□17/08/16
 Lulea 515(Haparanda)755 Haparanda/Tornio
 Haparanda/Tornio 905(NET-Matkat70,Kemi)945 Kemi
 Kemi 1029(IC414 Kemi)1137 Oulu
 Oulu 1155(IC24 Helsinki)1558 Tampere
 Tampere 1611(Commuter Train R)1719 Riihimaki


 2017年8月16日朝5時、私はルレオ・バスステーションにやってきた。バスステーションの建物は閉まっているが、駐車スペースには発車準備をしている2階建てバスが1台いる。まもなくそのバスが、5:15発のハパランダ(Haparanda)行きとして乗り場に入ってきた。乗客は私を含めて2人ほど、私は2階席の最前部に乗り込んだ。


 5時15分に出発したバスは、しばらくルレオの街中を走った後、国道に入った。道路はハイウエー並みに整備されており、しかも車がほとんど走っていない。そんな中をバスは快走した。

 7時51分、バスはハパランダ・トルニオ・バスステーション(Haparanda Tornio Resecentrum)に到着した。
 ここハパランダという街は、フィンランドのトルニオと国境を接している。バスターミナルはスウェーデンのハパランダにあるが、バスターミナルにはフィンランドのバスも乗り入れている。私もここで、フィンランドのケミ(Kemi)行きバスに乗り換える予定である


 バスステーション内には、フィンランド方面ゆきのバスの発車案内があり、次のケミゆきバスは9時5分発である。発車まで1時間ほどあるので、街の散歩でもするか・・・などと考えると、バスの乗り継ぎに失敗してしまう。

 実は、このバスステーションでは、スウェーデンのバスの時刻はスウェーデン時間・フィンランドのバスの時刻はフィンランド時間で表示されている。そして、スウェーデン時間とフィンランド時間の間には1時間の時差がある。
 したがって、スウェーデンからのバスで7:55にハパランダに着いた場合、9:05発のフィンランド行きバスが発車するのは10分後なのである。

 注意点がもう一つ。ハパランダ→ケミ間のバスでは、運賃の支払いにはクレジットカードが利用できない。このため、あらかじめユーロの現金を用意する必要がある。このバスは、ハパランダからケミまで距離乗車時間が30km・乗車時間40分であるが、フィンランドでは短距離バスの範疇になるのだろう。運賃は6ユーロである。少額のお釣りはもらえる。

 バスはハパランダ・トルニオの街を抜けると国道を疾走するようになる。ここは比較的車の通行量が多いが、渋滞するほどではなく、快適な乗車だった。
 9時45分、私の乗ったバスはケミに到着した。

 このケミには5日前、ヘルシンキ→ロバニエミ間の列車で通行している。ここからは、列車でヘルシンキに戻れる。これをもって、長かったノールカップへの道のりも終わりである。

   
ケミ駅。切符売り場窓口は閉鎖されています。 


 この6日間、天気にはがっかりさせられることが多かったが、それでも変化に富んだ道のりは楽しかった。私は、そんなことを思い返しながら、ヘルシンキ方面ゆきの列車で、ケミを後にしたのである。


前へ 戻る