ヘルシンキ都市圏の都市交通は、HSLにより運営されています。
乗車券の区分や路線図は、HSLのWEBサイトで、英語で情報提供されています。HSLのWebサイトにアクセスした後、[English]-[Imformation]-[Visitors]の順にアクセスしてください。(https://www.hsl.fi/)
ヘルシンキでは、都市内の輸送の主役は路面電車が受け持っています。
路面電車は、ヘルシンキの代表的名所である大聖堂・元老院広場・ウスペンスキー寺院などを巡るため、旅行者の利用価値は高くなっています。
電車の運行系統は10系統あり、系統番号と行先は電車に明示されています。しかし、どの運行系統も、「街外れの終点から都心部を経由して、違う方角の街外れの終点に行く」というルートです。このため、行先表示はほとんど、旅行者になじみのない地名です。 旅行者としては、路線図と電車の系統番号を元に、目的地に行く電車を見つけるしかありません。このため、観光案内所で路線図をもらっておかないと、立往生してしまいます。
乗車券(Single Ticket)は、地下鉄の券売機で購入するのが簡単で得です。券売機は英語の表示ができますし、クレジットカードの使用もできます。乗車券を路面電車の運転士から購入することもできますが、この場合は30セントほど運賃が高くなります。
乗車券はゾーン制で、路面電車・地下鉄・バス・通勤電車のどれにも利用できます。「ヘルシンキ」ゾーンの乗車券(Single Ticket)1枚で、ヘルシンキゾーン内の路面電車・地下鉄・バス・通勤電車を何度でも乗り継ぎできます。地下鉄・路面電車はすべてヘルシンキゾーンに含まれます。
但し、乗車券には60分の時間制限があります。有効期限は、乗車券に明示されています。
観光用のトラムもあります |
ヘルシンキでは、地下鉄は1路線だけ運行されています。
ヘルシンキは、面積はそれほど広い都市ではありません。このため、都市内輸送は、路面電車の守備範囲です。地下鉄は、東部の住宅地と都心を結ぶ郊外電車の性格を持ちます。郊外では、地上を走ります。