フィンランド鉄道のセーバーチケット


フィンランドの鉄道運賃には、普通運賃にあたる「Basic Ticket」とは別に、「Saver Ticket」という割引運賃があります。これは、いわゆる事前購入割引で、インターネットを使えば日本からも購入できます。
 今回の旅行では、ヘルシンキ〜ロバニエミ間で Saver Ticketを利用しました。この区間の座席車は、 Basic Ticket で80ユーロですが、Saver Ticketでは 38.9 ユーロ、ほぼ半額でした。事前に予定が立っている場合、Saver Ticket をうまく利用できれば、かなり得です。

 フィンランドにも、外国人向けの鉄道乗り放題パスとして、ユーレイルフィンランドパスがあります。
 しかし、ユーレイルフィンランドパスは、2等・3日間有効のもので159ユーロ、1日あたり53ユーロです。ヘルシンキ〜ロバニエミ間900kmを1日に利用すると考えた場合、レイルパスよりもセーバーチケットの方が得です。

  前述したように、フィンランドでは切符売り場の窓口のある駅が少ない上、券売機でもパスホルダー向けの指定券の発行のメニューがないため、鉄道パスは使いにくいです。加えて、ユーレイルフィンランドパスは値段も安くありません。このため、ユーレイルフィンランドパスを使用するメリットは感じられません。

 このようなこともあり、僕も今回の旅行では、鉄道パスを用意しませんでした。代わりに、予定が確定している乗車区間で、Saver Ticket が購入できる区間では、Saver Ticketを日本から購入し、そのほかは現地で券売機を使って Basic Ticket を購入しました。


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