NJ Transit には改札口はありません。そのかわり、車内には2〜3両に1人の割で車掌が乗務しており、乗車後すぐに検札にやってきます。
検札時、車掌は検札時に下車駅を示すカードを座席に差し込んでいきます。下車駅が近づくと、車掌は下車駅カードを回収します。
普通乗車券で、切符の目的駅に停車する列車に乗っている場合は、乗車券は最初の検札時に回収されます(目的駅までに乗り換えが必要な場合は、乗車券は回収されません)。
乗車券は乗車前に購入するのが原則です。途中駅には無人駅も多いのですが、無人駅でも券売機は設置されています。券売機は硬貨・ドル紙幣のほか、クレジットカードも使用可能です。乗車券を乗車後に車掌から購入することもできますが、この場合は運賃が高くなります。
この改集札方式は、NJ Transit以外のニューヨークの近郊鉄道であるメトロノース鉄道・ロングアイランド鉄道でも同じですし、長距離列車の Amtrak でも同じです。
ニューヨークの近郊鉄道では、日本の電車とは異なり、車掌が頻繁に車内を巡回しています。これには防犯対策という側面もあるのではないかと思います。日本では最近、列車内の犯罪のニュースが増えていますが、日本は乗務員を減らしすぎたのかも知れません。
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