台湾の列車種別は上位から順に『自強』・『Chu-kuwang』・『区間快車』・『区間車』・『普快車』の5種となっています。
『自強』『Chu-kuwang』は都市間優等列車です。全車座席指定ですが、座席指定のない『自願無座票』(立席乗車券)は自動券売機で常時販売されているため、『自強』・『Chu-kuwang』は短距離でも気軽に利用されています。また、週末の混雑時間帯には、立ち客で一杯の『自強』・『Chu-kuwang』列車も少なくありません。
『区間車』・『普快車』が各駅停車の列車種別です。この2つの区別は、冷房のあるものが『区間車』・空調のないのが『普快車』です。『区間車』には『普快車』よりも高い運賃が適用されます。エアコンの有無で運賃に差がつくという運賃制度は日本では見られないものですが、台湾のほか中華人民共和国でも採用されています。
自強号(ディーゼルカー) | 電車の『区間車』 |
非電化区間の客車列車『区間車』 | 客車『区間車』の車内。1段階の簡易リクライニングシート |