1.ヘルシンキ→ロバニエミ

□17/08/11 Helsinki 23:19(IC273)10:52 Rovaniemi


 2017年8月11日23時19分、私の乗ったIC273列車・ロバニエミ(Rovaniemi)行きは、ヘルシンキ駅を発車した。終点のロバニエミまでは、900km、ロバニエミ到着は、明日の10:35である。

 列車は、電気機関車を先頭に、座席車4両・寝台車3両・食堂車1両の編成である。寝台車と、座席 車の一部は車高の高い2階建て車両になっている。私が乗っているのは、座席車の2階部分である。2 階室内には、乗客は10人ほどしか乗っておらず、大変空いている。

 今日は、日本からヘルシンキへ着いたところである。ヘルシンキには14:40に着いたが、到着後も夜までは、休まずに市内見物をして過ごした。この列車の発車時刻は、日本時間では朝の5時18分な ので、もう十分眠たい状態である。列車の発車後は、30分ほどで眠ってしまった。

 目が覚めたのは、朝の6時前である。車窓は、平野の農地と森林が半々という感じである。平坦で単調な車窓である。

 今列車が走っている区間では、設定されている旅客列車は長距離列車だけである。駅間距離は30km〜40kmもあり、近距離を移動するためのローカル列車や通勤列車は走っていない。ここは、ロー カル列車の運行が成り立つような人口密度ではないのである。
 線路は単線区間と複線区間が混在している。列車は結構な速度で走っているが、揺れはほとんどない。線路の整備状態はよさそうである。

 7時47分にKempere(ケンペレ)駅に停車した。乗客は一人か二人が降りた程度。しゃれた感じの駅舎があるが、駅舎のドアは閉ざされており、中には誰もいないようである。フィンランドの鉄道のほとんどの駅では、駅の切符売り場窓口は閉鎖されてしまっており、代わりに券売機が置かれている。この券売機は、フィンランド鉄道全線全区間の列車の検索と座席・寝台の予約ができるという優れものであるが、現金での購入はできず、クレジットカードが必要である。
  (参照:フィンランドでの乗車券購入)

 

オウル(Oulu)駅では。7:58から8:18まで20分停車したので、ホームに出てみた。列車はヘルシンキを出たときよりも長い編成になっている。途中のタンペレ(Tampere)で、トゥルク(Turku)からの車両6両が、後ろに増結されているのである。
 駅構内には、木材を積載した貨物列車が停車している。フィンランド名産である家具の材料になるのだろうか。

 オウルでは多くの下車客があったので、オウル発車後の車内の乗客は4人ほどになってしまった。線路は完全に単線になり、列車のスピードも遅くなった。
 また、線路はずっと森林の中を通るようになった。木のトンネルの中をはしっているようなものなので、車窓の楽しさはほとんどなかった。

 10:52、列車は時刻表どおり、ロバニエミに到着した。ロバニエミは首都からの夜行列車の終着駅で、観光客も多い。にもかかわらず、駅の切符売り場の窓口は閉鎖され、待合室に券売機があるだけ である。これはちょっと、不案内な旅行者には優しくない気がした。



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