Chapter 3:BTSの通勤ラッシュ


 2018年5月3日木曜日の朝7時43分、私はBTSのウォンウィアン・ヤイ駅の改札を通りました。
 BTSは、バンコク市内を高架で走行している都市鉄道です。ビルの間を高架ですり抜けるように走るので、バンコクの市街の車窓を楽しめます。地下鉄より楽しい乗り物です。今日は、BTSの1日乗車券(130 バーツ)を購入して、市内観光とBTSの乗りつぶしの予定です。

 バンコク市内ゆき(National Studiumゆき)ホームは朝のラッシュ時で行列ができています。整列乗車のマナーは日本並みに守られています。ただ、日本のように、乗車口付近の乗客を押し込むようにして乗車する人はいません。混んでいるときには次の列車を待つのがマナーのようです。



 電車を数本見送ってみると、電車の運転間隔は結構不揃いで、混んだ電車と空いた電車があることが分かります。混んでいる電車を見送ると、2〜3分後には空いている電車が来るという感じでした。

 数本見送った後、都心方向行きの電車に乗り込みましたが、ここで気がついたのが、ラッシュ時の乗客に占める女性の比率が高いこと。時には、間違って女性専用車に乗ってしまったのか?と錯覚したこともありました。

 この女性の比率の高さの理由は、未だにさっぱり分かりません。バンコク都心部へは、BTS以外に市内バスで通勤することもできますので、男性はバスやマイカーによる通勤が多いのでしょうか?
 電車は、BTS2線が合流する乗換駅のサヤーム(Siam)まで混雑が続きました。

 BTSの多くの編成は、車体に広告がラッピングされています。ラッピングは窓の部分にも及んでいるので、ラッピングされた車両では外の風景を楽しむのに難があります。
 しかし、ラッピングされた編成でも、運転席と運転席直後の乗降扉の部分にはラッピングがありません。このため、BTSの車内から車窓を楽しむには、この場所を立ち位置として確保するのがお勧めです。


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