CHAPTER 2-Quedlinburg→Nordhausen

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◎ハルツ狭軌鉄道−路線図(等幅フォント対応)。

 Wernigerode○           ○Quedlinburg
       │          │
        │          │
        │      Alexisbad○─○Harzgerode
  Brocken  │          │
  ○────○Drei Annen Hohne   │
       │           │
        │  Hasselfelde○──○Stiege
       │           │
  Eisfelder ○──────────┘
   Talmuhle│
       │
  Nordhausen○
       
ハルツ狭軌鉄道のサイト(http://www.hsb-wr.de/)


 2007年8月14日10時30分、私の乗ったハルツ狭軌鉄道のアレクシスバッド(Alexisbad)ゆき蒸機列車は、クェドリンブルグ(Quedlinburg)を発車した。日本の蒸機ファンにも広く知られるドイツのハルツ狭軌鉄道に、私は今乗っているのである。

 クェドリンブルグ発車時点では、列車は4人がけボックス席の7割程度に2〜3人程度ずつ座っているくらいの乗車率だった。しかも、今日は晴天。これは快適・・・と思っていたのであるが、15分後のゲルンローデ(Gernrode)から大量乗車があり、座席はほぼ埋まってしまった。私は大井川鉄道の新金谷を思い出した。
 列車は森の中を小川に沿ってのんびり走る。結構アップダウンはあるのだが、展望がひらけるわけではない。車窓は、アレクシスバッドに向かって左のほうがよい。
 そんな乗車が続くこと1時間強。列車は終点のアレクシスバッド(Alexisbad)に到着。ここは閑静な高原リゾートのようなところである。

 アレクシスバッドからは、今日の目的地のノルトハウゼン(Nordhausen)まで、単行のディーゼルカーでの旅となる。ノルトハウゼンまでは3時間を超える長時間乗車となるのだが、車内は小ぶりなボックスシートと跳ね上げ式ロングシートが半々という設備。ゆったりしているとはお世辞にもいえない。

 列車は乗車率2割程度でアレクシスバッドを出発。途中、たった一駅の盲腸線であるHasselfelde に寄ったりしてのんびりと走る。沿線は森林が主体であるが、Stiege〜Hasselfeldeの盲腸線区間では、広々とした高原にときどき牛の群れ、という風景。この区間では列車は特にノロノロ運転になる。


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