Chapter 3: Liberty Ferry


 サウスフェリー(South Ferry)駅を出ると、バッテリーパークという海に面した公園がある。そこには、自由の女神が浮かぶリバティ島フェリーの乗り場がある。さすが世界的観光名所だけあって、月曜の朝なのに切符売場は観光客で一杯。フェリーのデッキも人で一杯である。

 ほどなくフェリーは、自由の女神の真正面を横切る。しかし、それほどの感激を覚えないのは、あまりにも映像で見すぎているせいかもしれない。


 リバティ島で自由の女神の周囲の遊歩道を歩いていると、突然猛烈な風と雷雨。観光客はみんなフェリー乗り場近くのレストハウスに避難し、レストハウスはたちまち満員になった。しかし、この雷雨は30分程度できれいに止んでしまった。サンダーストームというこの一時的な雷雨には、ニューヨーク滞在中何度も困らせることになるのである。


リバティ島フェリーについての補足

 リバティ島フェリーは、バッテリーパーク→リバティ島→エリス島→バッテリーパークと巡回するコースになっており、エリス島には移民博物館があります。
 海外で博物館に行っても、英語が分からないため説明が読めず、つまらない思いをすることが多いのですが、ここにはオーディオツアーというサービスがあります。これは、IPodのような機器を貸し出すサービスで、この機器により日本語の説明を聞くことができるので、お勧めです。欠点は、オーディオツアーの説明が長すぎること。適当に早送りをしながら聞かないと、時間がかかりすぎますし、足が疲れてしまいます。


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