CHAPTER 3−ザ・ガン、エアーズロック

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 4月27日7時、メルボルン発の列車「ザ・ガン」の車中で迎える2度目の夜明けがやってきた。窓の外は、人気の全くない原野である。それから3時間、途中駅はおろか信号所1つ見ることなく、列車は終点のアリススプリングスに到着する。メルボルンから2383km北上したここアリススプリングスは大陸の中央。気候は日本の初夏である。

※ この当時の『ザ・ガン』は、シドニー発とメルボルン発が週に1往復ずつの運転でした。どちらも、起点から終点までは2夜行になります。メルボルン発アリススプリングスゆきの列車は、途中のアデレードで9時55分から15時00分まで、何と5時間5分も停車していました(シドニー発列車は2時間45分)。この間に、アデレードの市内見物をすることもできました。
注意:現在の『ザ・ガン』は運転区間が異なります。

 翌朝、私はオーストラリアを代表する景観であるエアーズロックに向かった。地図を見ると、アリススプリングスとエアーズロックは本当に近く見える。しかし、現実にはこの間は460kmも離れており、バスやクルマで全力疾走しても5時間近くを要するのである。

 苦労してこんな遠いところまで来てみると、エアーズロックは雨だった・・・。このときの失望感は筆舌に尽くし難い。しかし、ここでくじけてもいられない。明日からは交通機関の本数が少なく、ガイドブックでの情報のない地域に向かうのだ。これから先の1週間は時刻表だけが頼りの旅となるのである。

※ エアーズロックに行く公共交通機関はありません。このため、レンタカーなどの足のない人は、ツアーに参加して行くことになります。
 アリススプリングスからエアーズロックへのツアーはたくさん催行されており、日帰りのもの・エアーズロック付近の『エアーズロックリゾート』で宿泊するコース・エアーズロック付近でキャンプを張るものなど、スケジュールや好みに合わせて選ぶことができます。
 申し込みは、アリススプリングスに着いてから、市内にたくさん並んでいる旅行会社でできます。たいていのツアーは、泊まっているホテルにピックアップに来てくれますので、宿を決めずにアリススプリングに着いた人の場合は、アリススプリングの宿とエアーズロックツアーを一緒に申し込んでしまうのが簡単です。
 ちなみに筆者は、アリススプリングスからの日帰りのものを利用しました。日帰りのものは、アリススプリングを早朝5時に出発して深夜12時に戻ってくるという強行軍になります。

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